1月19日「幸せと不幸せ」

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先日、ピアニストで思索家でもあるアファナシエフさんの特集番組を見ていました。その中で
彼は、‘人生は幸せと不幸せが入り混じっているもの、そしてそれらは切り離せないもの’と言わ
れていました。確かに幸せの基準はないですし、両者を体験してこそ幸せの基準を自分で決め
ることができる、不幸せがあってこその幸せなのだと思います。
中医学の考え方の中にも同じように切り離すことができない関係をもつものがあります。陰と
陽です。人体の中には陰陽が存在し、それらは相反する性質をもち、対立・抑制し合う一方、
互いに利用し合います。そしてこのような関係をもち続けるからこそ存在し、2つが離れて関
係性がなくなれば生命活動は止まってしまいます。例えば栄養を吸収して蓄えることが陰とす
ると、蓄えたものを消費して動くことは陽となります。栄養を蓄えることができるからこそ肉
体は存在して動くことができますし、内臓が動かなければ消化吸収できません。
陰陽は一つの物の2つの側面から発生し、無限に2つの側面に分けていくことができるとされ
ています。人は肉体を陰、精神は陽という2側面に分けることもできそうです。
幸せと不幸せの思考法。人から始まって精神へと、無限の2側面に分けていけるかもしれませ
ん。