日中はまだまだ暑い日が続いておりますが、夜は大分涼しくなりました。昼と夜との温度差が
激しく風邪を引きやすい時期で、喉の痛みに悩まされている方もみえるかと思います。喉は空
気が体に入る入口ですので、その影響を受けるのも無理はありませんが、影響を受けやすい
方、受けにくい方がみ
えるのは、漢方から見れば体の内部の状態が関与しています。喉が痛い時には赤くなったり腫
れていたりと、大抵はそこに熱を持ちます。簡単に言えば喉に熱を持ちやすい人は喉が弱いと
いえますが、なぜ喉は熱に偏りやすいのでしょうか?
体内には組織や器官同士とをつないでいる連絡通路のような役割の、経絡というものがが全身
に走っていますが、喉の辺りは肺、心、肝、大腸、腎といった多くの臓腑とつながっている何
本もの経絡が存在する場所です。それらの臓腑のバランスが崩れたとき、臓腑は冷えや熱を過
剰にもちますが、冷えを過剰に持った時は性質が反対の熱をそこから手放そうとします。そし
て熱は上にいく性質がありますので、経絡を通ってその熱が喉に達します。一方熱を過剰に持
った場合は、その熱がそのまま経絡を通って喉に達します。つまり、喉の弱さは臓腑のバラン
スの崩れが影響していると考えられます。
喉が弱い方は、ちょっとした外気の刺激でも炎症を起こすきっかけになります。もちろんマス
クで外からの影響をブロックすることも大事と思いますが、本格的な風邪シーズン到来前に、
生活習慣の見直し、漢方等で体のバランスを整えておくこくことをお勧めします。
10月3日「喉と漢方」
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