忙しい現代生活で、ストレスがない生活を送ることなどはたして可能なのでしょうか?そんな
疑問からふと手にとった『もう怒らない』(小池龍之介著)という本には、ストレスは「~し
たい」「~してほしい」といった欲望がすぐに叶えられない、十分に満たされないことから起
こる、と書いてあります。では、ストレスをなくすためには欲望を消してしまえばいいという
ことになりますが、それでは生きていても面白くない!と思ってしまいます。しかし後文の何
かを後で楽しむためと思って今仕事をしているとしたら、それは今していることに集中してい
ないから、という内容にはっとさせられました。
江戸時代の医者である香川修庵は、著書「一本堂薬選」の中で温泉による治療法を説いていま
すが、そこには「心静かに、気を和らげ、本当に子どもが水に遊ぶような純な気持ちにな
り・・・」(江戸時代の医学より)という一節があります。子供の頃、時を忘れて夢中になっ
て遊んでいた時は何とも言えない充実感がありました。
あの頃は後先考えずにただ“今”を楽しんでいたのだと思います。欲望を捨てることは楽しみが
なくなるのではなく、今を楽しむためのコツであり、それがストレスをためない、病気を予防
する方法なのだと思いました。
とはいいましても一旦乱れた体調では、ストレスを感じずにはいられず、そのことに自責の念
を抱くこともしばしばです。そんな時は無理せず漢方に頼ってみては如何でしょうか(^^)
5月27日「今を楽しむ」
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