8月18日の日経新聞に、糖尿病の関連疾患として新たにうつ病が加わったとの記事が掲載され
ていました。これまでは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞があげられていましたが、精神疾患を
関連疾患とするのは初めてとのことです。確かにがんや脳卒中、心筋梗塞などは、生活習慣病
という共通性が一部にあるので、関連疾患として納得しやすいですが、’うつ病は脳の病気’と端
的に捉えれば、それらとはちょっと違う気がします。記事には、糖尿病からうつ病になる原因
としては、糖尿病と診断されたことのショックや、インスリン治療や人口透析による精神的負
担があげられ、逆にうつ病から糖尿病になる原因としては、身体活動の低下や不規則な食生
活、薬による副作用も考えられる、と書かれていました。また、両者には共通してホルモンの
異常が起こっているためとも推定されており、糖尿病とうつ病とはかなり密接な関わりがある
ことが分かってきたようです。
西洋医学では病気同士の関連性に対して最近になって研究・調査が盛んになってきましたが、
漢方は体内のすべてのもの、そして自然界との関連性について追及することを根源としていま
す。一見おまじないのような陰陽五行説も、どことも切り離すことのできない関わりあいを説
明してくれているのです。病名は、体の不調においてある特定の状態がみられるときにつけら
れますが、その特定状態は、漢方の考え方からすれば他の所にも必ず影響を及ぼします。突き
詰めていけば、結局はすべての病気が複雑に関連し合っているのではないかとも思うのです
が、西洋学的にすべてを解明するにはあまりにも複雑でしょうか?
8月20日「病気同士の関連性」
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