11月5日「心」

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朝がつらい季節になり、紅葉も色づき始めてきました。今朝の新聞でムンク展の紹介をしてい
る記事がありましたが、その中に’ムンクの叫び’の背景の赤と緑について、”強烈な色の組み合
わせ”と書いてありました。先日行った近くのお寺の景色を思い出し、同じ赤と緑の組み合わせ
の背景でも、随分印象が違うものだなあと思いましたが、一見した大きな違いといえば、ムンクの叫びの背景の赤と緑の間には、青紫が配色されて
いますが、お寺の背景の赤と緑の間は池の薄緑のよう
な色が入っています。3色目の色によって印象は大きく
変わってくるのかもしれません。
それにしても、昔から日本人の心を引き付けてきた紅
葉と、世界で最も有名な名画の一つに共通点があるこ
とから、感じとれるものは違っても、人の感情を大きく揺さぶる力をもつもの同士には何か相
通じるものがあるのかなあと思います。ただその何かは、すべて理論的に導き出せるものであ
ってほしくない気持ちもあります。なぜなら、これらは人の魂から生まれたものであると思い
ますし、AIの技術で人の心まで分析されてしまえば、人が感情をもつ意味さえも問われるこ
とにならないかと思うからです。感じること、心は、機械では代替できない最後の砦であって
ほしいなと思います。