久しぶりの爽やかな快晴で嬉しくなります。沢山のトンボたちが飛び交い秋を感じさせてくれ
る中、姪っ子の幼稚園からのお土産もまた、秋の色を運んできてくれました。(写真右) ゴボウの根っこなどを使って染めたらしいのですが、単にピ
ンクと黄色という言葉では表せない、深みのある色合
いです。
また先日道端で玉虫らしきものを見つけ、輝きのある
美しさに見とれてしまいました。(写真左)
自然の色は、色の配分など細かく計算して作られてい
るわけではないのに、なぜこんなに美しいのだろうと
不思議になります。以前色のことを勉強した時、自然の色の中には分析しきれないほどの様々
な成分が含まれていることを知りました。そして、それらを一つ一つの成分に分けていくと、
何だか味気ない色になってしまったり、安定さを失い違うものへと変わってしまうこともあり
ます。自然の色は、その中の何が美しいか、ではなくその中のすべてのものが一緒であるこ
と、色々なものが混じり合いそれらが安定して共存する配合バランスであることで、人の視覚
にも訴えかける美しさを作りだしているのだと思います。
漢方薬も、様々な植物等の集まりですので沢山の成分が含まれていますが、その中の一つの成
分だけ取り出した場合、体の特定の部分に強く働きかける西洋薬的な働きになります。一方、
すべての成分を一緒に取り込めば、バランスよく体全体に働きかけ、それぞれの効果が弱いと
ころは補い合うと共に、強すぎるときは抑えてくれます。様々なものが一緒に含まれることに
意味があり、そこに漢方薬の良さの一つがあるのだと思います。

